会社をやめたいと考えたとき、実は一番大切になるのが人間関係です。
会社をやめてネットビジネスで生活するんだ!という人の多くは人間関係から逃れたいという人も多いことでしょう。
でも、ネットビジネスをやるようになると、会社以上に人間関係が大切だということが分かります。
なぜなら、ネットビジネスで稼ぐということ自体、人と関わることになるし、人間関係が調べても出てこない大切な情報をもたらしてくれるからです。
またネットであるが故にリアルに会うよりも相手のことをより深く考えなくてはいけません。
そのため、ずっと会社勤めをしてきて、他にコミュニケーションの場があまりなかった人、また自ら率先してコミュニケーションをとらなかった人は、気をつけることがたくさんあります。
だからといって特別難しいスキルが必要なわけではありません。
普通に会社員をしていたのであれば、ちょっとだけ注意するだけです。
会社依存したコミュニケーションしかできないと
40代で会社員という人ならば、20年以上は会社にいることになります。
そして一日の大半を会社で過ごしていて会社しか見てこないと、コミュニケーションのほとんどが会社関係というという人が多いかもしれません。
要するに、コミュニケーションというものが会社在りきになってしまっているということです。
ここまで来ると会社の肩書がないと正常なコミュニケーションが取れない人、平社員でも会社というバックボーンがないと自分を表現できないという人が多いでしょう。
でも、会社をやめたいと考えているなら、会社を一切なくして自分の力でコミュニケーションを取らなければならないことは誰でも分かると思います。
特にネットビジネスをやる、起業するという人は、良好な人間関係なくして成功はありません。
会社をやめたのに、会社にいたときと同じようなコミュニケーションしかできなくては、みんなすぐに離れていってしまいます。
また、会社をやめないにしても、いま会社以外のコミュニケーションのことを考えておかないと50代、60代になった時に周りとの良好な関係を築くことができず、社会から孤立した状態になる可能性があります。
これは、脅しでも何でもなく、実際に今そういう人が多くなっているということです。
昨今はいろいろな場所で、今までは考えもしなかった災害が多発しています。
その時に、孤立した状態では自分の身の安全も確保できません。
自分の命を守るのにも、会社を離れたコミュニケーションは大切となるのです。
年の離れた人と楽しく話ができますか?
- 会社とは全く関係のない人と話をしていますか?
- また、自分よりも年の離れた人と会話をしていますか?
わたしはネットビジネスを始めてから、10代、20代の若い人たちと話をすることが、ものすごく大切だと感じています。
しっかりと相手と向き合って話をしていると、自分たちの年代との考え方の違いや感じ方の違い、そして生きてきた時代背景の違いが少しずつではありますが、わかってくるようになりました。
だから他の人と会話している時に言いたいことがあっても、言葉として出す前に必ずその言葉によってもたらされる結果というのを考えるようになりました。
- 自分の過去を武勇伝のように話していないか?
- 若い人が嫌うフレーズを言っていないか?
- 自分の言葉に対して相手がどんな反応をしているのか?
そうしていくうちに会社内でも新入社員と話をするときは特に気をつけるようになりました。
会社という世界しか知らない多くの人は、自分の子供くらいの年齢の人に対してそんなに気を使う必要があるのか?と思うかもしれません。
でも会社を辞めたいと考えている人は絶対に考えなくてはいけないことです。
なぜなら、これから先のことを考えてみると、転職するにしても起業するにしても、若い人たちから教えを請うということが当たり前になるからです。
特にネットビジネスは自分より年上の人が圧倒的に少ないので、必然的に20代から教えてもらうということが当たり前のように起こります。
その時に、会社にいるときと同じようにコミュニケーションをしていたら、全然だめなことは誰だって分かることだと思います。
会社から一歩出たら、年齢に関係なく対等な人間関係だと認識するべきなのです。
10代、20代からでも教えてもらうことはたくさんあります。
その時は、しっかりと相手を敬う気持ちを持って教えてもらうのです。
そんなコミュニケーションの中で、もし自分の長年の経験が役に立つようなことがあれば話をするという感じが良いのではないかと、わたしは最近特に感じています。
年齢、肩書が一切関係ない世界
社会からドロップアウトするのを除けば、会社を辞めるということは、転職か起業のどちらかになると思います。
その中で、手軽に始めることができるネットビジネスを視野に入れている人も多いでしょう。
でもネットビジネスこそ、年齢も会社の肩書も全く関係ない世界です。
それは10代、20代で圧倒的な実績を上げている人がたくさんいるということもあります。
そうすると、メンターになる人が年下なのは当たり前で、年下の人からすべて教えてもらうことになる場合もあります。
そこに、年齢に関することを持ち込む人はいないし、会社の実績がなんの役に立つの?という世界です。
そう考えたとき、相手がどんな年齢だろうがしっかりとリスペクトすることが必要となるし、教えてもらうときは頭を下げる必要もあります。
それは、会社員の付き合いとはまったく違います。
お互いを尊敬し、そして対等な立場の真摯な人間関係です。
自分の長所、短所をすべてを使ってコミュニケーションを取らないと、素直に学ぶことができないし、そして教えてもらうことができない世界ということを知って起きましょう。
年齢に関係なく謙虚さが必要
会社の外で、どんな仕事をしているのか、話題として話をするのはいいでしょう。
ネットビジネス関係で、わたしも仕事に関してちょっとだけ話したことがあります。
でも、どんな仕事をしているのか全くわからない人のほうが圧倒的に多いのが実情です。
基本的には、会社以外のコミュニティでは聞かれなければ会社の話をしないし、聞かないのが原則です。
でも、会社での豊富な経験は役に立つことが多いので、その場で活かすことは必要となってくると思います。
その時に大切になってくるのが『謙虚さ』です。
嫌われる人は謙虚さが足りないのです。
そして、どの年齢に対してもリスペクトする心が必要です。
会社は別として、わたしは年下でも年上でもはじめての人は基本的に敬語です。
それは、年による人間的な差なんてものは、ほとんどないと考えているからです。
基本的に長く生きていれば、たくさんの経験をしているのですが、その質も様々です。
若くても自分のしていない経験をしている人もいるので、どんな人も敬うべき存在であるということです。
もちろん、その人との付き合いの深さが変わってくれば、話し方は変わってきますが、それでも相手を敬う気持ちを忘れないように心がけています。
なぜなら、相手を敬って謙虚に生きる人が、最も人生で成功すると、わたしは信じているから。
まあ、わたしも人間的にはまだまだなので、その大切なことを忘れてしまうことがよくあるのですが・・・。
最終的には、自分自身しか残らない
会社を辞めたい、でも辞める勇気も度胸もないという人もいるでしょう。
正直、会社を本気で辞めるための行動が取れる人なんてほとんどいないし、それが普通です。
わたしも健康な体で、課長クラスになっていたら、どんなに会社を辞めたいと考えていてもネットビジネスを始めることもなかっただろうし、真剣に自分の人生を考えることはなかったかもしれません。
でも、会社を辞めない選択をしたとしても、最終的には会社の肩書というものは徐々になくなっていきます。
そして、年齢を重ねるごとに会社の肩書に縛られている人は嫌われるようになっていくのです。
よくボランティアで会社のことを持ち出して、やり方が悪いとか、自分はこうやるとか言って嫌われる人が多いそうです。
会社だけしか見ていない人は、察する能力が低くなっているので、それぞれのコミュニティのやり方というのを、頭ごなしに否定して嫌われます。
また、会社という組織の論理を持ち出すので、なおさら周りから煙たがられてしまいます。
これも余談ですが、わたしの近所に誰からも頼られている年配の方がいます。
わたしも地区の班長になった時にものすごくお世話になりました。
その方ですが、特に何か口出しをするわけではありませんが、相談すると自分の経験などを含め真剣に答えてくれます。
それは決して押し付けではなく、的確なアドバイスをしてくれるのはもちろんですが、こちらのことを信じてくれているのをものすごく感じることができるのです。
周りの人の話を聞くと、会社ではそれなりの実績があった人のようですが、決して偉ぶることがなく、どんな人にも対等に話をしてくれるのです。
この方を見ていると、最終的には何者でもない自分自身の振る舞いが最も大切なんだと感じずにはいられません。
人は、年を取ればどんどん普通の人になっていきます。
地域では、ただのお年寄りとしか見られません。
その時にどのようなコミュニケーションを取ることができるかは、40代にどれだけ会社以外の人間関係を築くことができるかにかかっているとわたしは考えています。
40代の早いうちに、会社を抜きにした自分自身の価値というものをしっかり考えてみてください。
そうすれば、今までとは違う人間関係やコミュニケーションの方法があることがわかると思いますよ。
質問や意見をお待ちしています。