スマホが普及していろいろなことがすぐに調べられるようになりました。
そして、ネット上の膨大な情報があるため、インターネットを探せば自分の求めてる答えがあると勘違いしている人して、『調べる=答え』という思考の人がたくさん生まれました。
今、多くの人にとってインターネットは答えを探すところとなってしまっているのです。
その考えが行き着いた先が、知恵袋に代表される、Q&Aサイトです。
別にこのことが悪いというわけではありませんが、一度考えてもらいたいことがあります。
とにかく答えを求める日本人
とにかく、答えを知りたいのが人間です。
答えがあれば何をするにも自分のエネルギーを使う量が減るし、何より安心して物事を進めることができるからです。
調べるより、答えをもらうほうが効率がいいのです。
そして、日本人は特に答えを求める傾向が強いのは、多くの人が知っていると思います。
自分ですぐに答えを求めていくことに気づいている人も多いでしょう。
日本人は、受験のために小さいときから答えが一つしかないという教育を受けてきました。
要するに、自分で長時間調べて結果を出すよりも、答えを知っている人が、優秀な人になれるのです。
そして、答えを沢山知っていた人が、良いとされる大学にいって、良いとされる企業に就職するという構図になっています。
だから、自分でとことんまで調べることをしないで、安易に答えを求める人が多いのです。
答えを追い求めてもそこに答えはない
でも、現実世界は違います。
正直答えがないことのほうが多いのです。
自分の人生を変えたいと思ったとき多くの人は、まず人生を変えるための答えを求めます。
わたしも、最初は答えを求めてさまよっていたので、この気持はわかります。
ネットビジネスの世界に飛び込んで、お金に関すること、心に関すること、体に関すること、セルフコーチングに関することなど、本当にいろいろな情報をかき集めました。
しかしどこにも答えはありませんでした。
一瞬答えだと思ったことはありますが、今から考えたら自分にとっては全く役に立たない情報だったりしたこともあります。
結局、答えがあると思って、情報を追いかけ続けましたがそこには答えが無かったのです。
自分が求める答えはどこにあるのか
いろいろなことを調べて答えがないのなら、自分が求める答えはどこにあるのか?
それは、ネットビジネスで教えてもらいました。
わたしがネットビジネスを始めたときから、半年くらいずっと答えを求めてさまよっていました。
稼ぐための正解といわれるものがあるのではないか?ブログの書き方に正解があるのではないか?と、いろいろな人に話を聞いていました。
ところがそこには、正解と言われるものがありませんでした。
みんなしっかりと稼いでいるのに言うことが違うのです。
本当にどうしたらいいのか全然分かりませんでしたし、答えを知りたいと考えている自分にとっては軽いパニック状態でした。
なぜなら、ネットビジネスの教材を買って、コミュニティに所属すれば、そこに稼ぐための答えがあると考えていたからです。
でも諦めずにずっと続けていると見えてくることがありました。
それは、どんなに成功している人でも、自分で調べて実際に試して、失敗してを繰り返して今の形になっていることに気づいたのです。
もちろんどんな人もたくさんの失敗をしているということは知っていましたが、始めて本当なんだと納得できたのです。
それから自分でしっかり調べて自分で考える、ということをしっかりやるようにになりました。
そうすると、実は調べている以外にいろいろなことを知ることができたり大切なことに気づいたりと、ただ答えを教えてもらおうと思っていたときとは比べ物にならないほどの情報が手に入るようになりました。
そして自分なりの答えというものを見つけることができるようになってきたのです。
この答えには正解とか不正解とかありません。
自分から生まれた、自分だけの答えです。
だから、他人から見たら不正解かもしれませんが、そんなことは関係ないのです。
ネットビジネスで人によって言うことが違うのが何故か?ということが本当にわかったのは、自分でこのような確信が持てたためでした。
答えを探すときに最も価値のあるものとは?
答えを探すために、調べるということが今はものすごく簡単になりました。
たくさんの情報を調べるにしても、ネットを使えばかなり短時間で調べることができます。
この便利さからもう抜け出せないでしょう。
そして、調べるという行為に対して、行動というものが極端に少なくなっています。
スマホなら指を動かすだけです。
こんな時代だからこそ、より大切にしなくてはいけないもの、そして常に考えていかなくてはならないものがあります。
それが『経験』というものです。
まあ、使い古しの言葉みたいな感じで、多くの人はそんなことを分かっているよと思っているかもしれません。
でも、どれだけ大切化を身にしみて分かっている人は少ないと思います。
インターネットができる前は、調べることが一つの経験として成り立っていました。
それは、調べることにものすごく労力がかかったことと、分からないことが多かったために自分で実際に試してみる必要がかなりあったからです。
みんなそれなりに自分で経験を積んでいく必要がありました。
でも今は違います。
スマホで調べればかなり精度のいい情報が出てくるため労力をか駆らなくなった分、実際にやってみて『経験』をするということの重要度がより増したのです。
調べた人だけと実際に行動して経験した人とでは、この先の人生を考えたとき埋めることができない差ができてしまうようになってしまったのです。
例えば、ネットビジネスでブログを立ち上げるとしましょう。
ブログの始め方を調べることはなんの苦もありません。
世の中には、ブログの作り方や運営の仕方について腐るほど情報があります。
でも調べて終わってしまった人と実際にブログを作った人とは、単にブログが作ったか、作らなかったか、ということではない大きな差があります。
今後、知識だけを手に入れた人と、実際に行動して経験した人では、社会面、金銭面、精神面など大きく格差が広がっていくことでしょう。
答えだけを求める人には苦しい時代
これだけ情報があふれていて、しかもほとんどの人がその情報にアクセスができるようになってきていると、情報にはさほど価値はなくなってきます。
そして、情報が沢山あれば、多くの人は答えだけを求めるようになるのは普通のことだと思います。
わたしもちょっと前までは、答えを求めている側の人間でしたので。
でも正直に言うと、答えを探すために情報を求めている人にとっては厳しい時代が来たなと感じるのです。
なぜなら、情報と経験をミックスして自分なりの答えを出して人生を歩んでいる人は、情報を全く違う視点で見ているからです。
そして、違う視点で見ることができるようになると、多くの人が価値を感じることができない、情報の本当の価値というのが分かってきます。
わたしも昔と今とでは、情報に対する接し方、考え方、見え方が全く違います。
これは言葉ではちょっと説明できませんが、昔の自分は、情報をただ単に言葉としてしか認識してなかったんだなと今は思います。
そして、1年前の自分と今の自分を比べたときに、10年後には圧倒的な格差が広がっていることを実感したのです。
過去の俺やばいよ!と
いきなり視点を変えるとかは、もちろん無理です。
でも答え探しの旅はやめにして、もっと自分の頭で考えるということだけでもしてみてはどうでしょう。
それだけでも、すぐに世の中の見え方が変わってきます。
質問や意見をお待ちしています。