人生のストーリーを再構築する(その2)

前回の記事でストーリーの必要性と自分の過去のストーリーを書くといいと書きました。

今回は、どういう点を気をつけて過去のストーリーを書いたらいいのか?

過去のストーリーを書くことによって、現在、未来にどのような影響が出るのか?

そして、その後どのように行動していったらいいのかについて書いていきます。

 

自分の過去を再構築する

過去のストーリーが必要なのはわかったと思いますが、ただ過去に起こったことを並べても、そのストーリーには力が宿りません

あくまでも、過去のストーリーは未来へ向かうエネルギーを得るためのものです。

ストーリーにすることで、今までの人生を追体験して、この過去だから新たな人生に進む、とすることが重要となります

 

ではどのようにストーリーを作っていったらいいのか?

まずは、過去に起こった出来事に対して

  • 自分がどのような感情を持ったのか?
  • どうしたいと思ったのか?
  • それに対してどういう行動をしてきたのか?

をしっかり書いていきます。

 

もちろん過去の出来事を全て洗い出す必要はありません。

自分の現在の人生や考え方、常識に大きく影響しているものをピックアップしていけばいいのです。

 

過去の出来事をピックアップして、今までの人生をストーリーにすると、気が付くことがあります。

それは、当時は感じることがなかったストレス、苦しみ、悲しみ、怒りです。

 

新しい人生を歩もうとして、しっかりと理想の人生を考えた人は特に感じることができると思います。

そして、過去の出来事や今現実に起こっていることをつなげてみると、自分が思っていなかったような、人生を歩んでみたいと考えるようになるのです。

 

過去が今の自分を作っている

過去があったから現在の自分があるのは間違いありません。

それは良いとか悪いとかそういう簡単な話ではありません。

 

過去に起きたことに対して、どういう感情になって、どういう行動をとったのか、取らなかったのか。

その過去の経験よって今の自分と言われるセルフイメージが作られてます

そして、過去の経験によって作られたセルフイメージをを基準にして、いま日々起こっていることに対して判断を下して、さらに人生を積み重ねて生活しています。

 

ただ、多くの人は『いま』だけを生きることが精一杯で、過去を振り返り、自分を振り返り、それが今の自分にどのような影響を与えているのかしっかりと考えていません。

そんな人でも過去のストーリーをはっきりとさせて、今の自分とつなぐだけで、未来に対して強い憧れや、理想の人生というものがはっきりしてくることが、すぐに分かります

 

そして理想の未来が明らかになると、今度はその理想の未来から過去に対する自分の認識の仕方が影響を受けて、過去の捉え方が大きく変わっていくとともに、現在の捉え方というのも大きく変わってきます

ここまできてやっと、現実が少しずつ変わっていくのを実感することができるようになります

 

過去をストーリーは事実である必要はない

未来に対してイメージが描けない、どうしても理想の人生というものがハッキリしない人は、自分が望んでいる未来に進めるように過去のストーリーを作る必要があります。

そのためには、過去のストーリーは事実通りに作る必要はないのです。

 

よく、偉人の伝記などを見ると、人生に大きな転機が何回もあって波乱万丈の人生のように書かれています。

そしていかにも、ずっとすごい人だったかのようにストーリーが作られています。

 

でも人間である以上、ずっと山あり谷ありの人生ということはありません。

きっと凡人と同じようにボケーっとして過ごしていたときもあるし、しょうもないことをしていたときもあったでしょう。

そして、何をやっても上手くいかなくて、すべてを投げ出したときもあったかもしれません。

 

何が言いたいかというと、過去に起こった出来事のどの部分ピックアップして、ストーリーに書くかが大事だということです。

正直言えば、真実をすべて書く必要など全くありません

 

テレビでもYoutubeでもブログでも、事実の中から、あえて言わない部分を作ることよって、見ている人に望んでいる感情を持ってもらう、行動をしてもらうということをやっています。

要するに、騙してはいないけれども見ている人にわざと誤解を与える、事実を全部見たときとは違う印象を与えるという情報操作を行っているわけです。

 

例えば、なぜ原発反対運動をする人たちが、多くの日本人から賛同を得られないのか?

それは、情報操作に関して遥かに長けている人たちを相手に正論をぶつけているだけなので、逆に胡散臭く感じてしまうのからです。

情報を発信している人であれば、実際できているかどうかは別として、知っていることです。

 

話がちょっとそれてしまいましたが、自分の過去のストーリーでも同じように、事実の選別を行って自分の望んでいるような、今自分があこがれている未来につながるようなストーリーを作っていけばいいのです

自分自身が新しい人生を作ることができると、誤解するようなストーリーを作っていけばいいのです。

そうすることによって、自分の過去がものすごいドラマティックになって、明るい未来が見えてきます。

 

ただし注意点があります、それは出来事をねつ造するのはやめましょう

なかったことをあったかのように偽ると、絶対に将来困ることになります。

時々経歴詐称がテレビで取り上げられますが、自分も理想の未来を進んでいったときに、ちょっとした嘘が大変な問題を起こすかもしれません。

 

最初は、遊びのつもりでも、成功する、お金持ちになる、という目標がある人は絶対にウソはダメです。

後でつじつま合わせが難しくなるし大変になります。

どれだけ素晴らしい未来を描いていても、それに向かって進んでいくときに、常に心の引っ掛かることがあると、自分が苦しい思いをするだけです。

人によっては途中でそれに耐えられなくなって、行動していくことができなくなる場合もあります。

 

まあ、そこを思いっきり飛び越えていける人はそれでもいいのですが、おすすめしません。

 

過去のストーリーから未来を再設定

過去のストーリーができたら、どんなに未来がはっきりしている人でも、再度未来の人生を再設定します。

その時、必ず過去にこんなことがあったから、こういう人生を目指しているというストーリーとなるように考えます。

この過去から未来へとつながるストーリーが大切です。

そうすることで、未来へ進んでいく必然性が出てきます。

 

未来の人生に必然性を感じるようになれば、そこから枯れることのない行動エネルギーを取りだすことができるようになります。

もちろん、多少の揺らぎはありますが、少なくとも「モチベーションが・・・」と言って、行動をやめてしまうということは、ほぼなくなります。

 

ただ、人生が必ずしも順調に進んでいくわけではありません。

また、思い描いていた未来のストーリーと違う展開が待っていることも多くあります。

 

そんなときは、慌てることなく未来のストーリーの再設定を行うようにしてください。

場合によっては過去のストーリーをもう一度再確認してもいいでしょう。

わたしは、細かな部分ですが、何回か未来も過去もストーリーを書き直しています。

 

そうやってストーリーの精度を上げていくと、理想の人生も高い精度で分かるようになってきます。

例えば、自由なる・成功する・お金持ちなる、など誰もが言葉にするようなふわっとした理想の人生から、もっとはっきりした人生設計が分かってくるようになります。

 

ストーリーに沿って行動していくだけ

ここまで書いてきたように自分自身のストーリーを作ったら、あとは行動あるのみです。

そして、かなりはっきりとした人生設計を描くことができるので、やるべきこともはっきりしているはずです。

そのため、自分がやらなくてはいけないと思うことをとにかく片っ端からやっていけばいいだけです。

 

あくまでも行動するために作るストーリーなので、作って終わりではストーリーを作るのにかけた時間が無駄とは言いませんが、あまり意味がないものになってしまいます。

人によっては誰も読みたくない、あなたの黒歴史と空想という未来の物語ができただけになってしまう場合も。

 

もし、行動することに抵抗があるようだったら、カッコいいストーリーを作りすぎたか、うそをついているかのどちらかです。

自分のためのストーリーなので、カッコつけるのはやめましょう。

 

『行動は言葉よりも雄弁』

 

こういう観点からすると、ちょっと抵抗があっても、理想の自分がするであろう行動を前もってするということも有効です。

ただ、それができる人はやっぱり、それなりにストーリーがしっかりできていて、自分自身をより高いレベルに持っていくためにはどうしたらいいか分かっています。

 

そのため、行動できる自分を作りたいと考えている人は、最初は作ったストーリーをゆっくりでも歩んでいくといいでしょう。

行動できる人になってしまえば、あとは多少無理なことでも、どんどんやっていくことができるようになります

 

ストーリを作ると、自分自身をより深く知ることができるメリットもあります。

それによって、普段何となく感じる不安や恐怖、また怒りなどの原因が分かる場合もあります。

ストーリー作りは、そのほかにもいろいろなメリットがあるし、気づきがあるので、ぜひ挑戦してみてください。

 

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