今朝なんで自分がこんなに苦しい思いをしているのかな?と、歯磨きをしているときにふと思うことがありました。
「最近、自分は何かに期待しすぎていないか?」
たしかにここのところ、自分を振り返る余裕がなくて他人に依存したい気持ちが強かったよなと改めて感じました。
そこで「期待する」ということ関して、自分なりにちょっと考えてみたので書いていきます。
目次
過剰な期待は絶望を生む
人はあらゆる場面で、何かと期待をします。そして人間関係では期待して期待されて成り立っている部分がたくさんあることは間違いないことです。
会社では、各人が仕事をすることを期待されて、その期待に応えるようにみんな働いているわけだし、家でもちょっとして物をとってもらうということでも期待しているわけです。
副業を始めた人は本業以外の収入があることを期待し、ブログを書いていたりYoutubeに動画をアップしている人は、たくさんの人が見て自分を褒めてくれることを期待しています。
期待することはどれも悪いわけではないですし、期待することによって頑張れます。
でも期待しすぎるのは気をつけなくてはいけません。世の中はあなたの期待通りに進むことはないからです。
そのため過剰な期待には絶望という感覚がしか生まれないということを肝に銘じておく必要があります。
過剰な期待が人間関係を悪化させる
以前、わたしは人間関係で過度な期待をすることがよくありました。これくらいはわかってくれる、言わなくても助けてくるれる、自分が考えている対応をしてくれる・・・。
人間である以上何かを他人に期待するというのは普通のことです。でも適度に期待するならいいのですが過度に期待するのは自分が苦しくなってきます。
今は現実世界だけでなくインターネットでの人のつながり多くなりました。そしてインターネットは相手の顔が見えないし相手は自分のことがわかりません。
そのため過度に期待したり自分の期待に応えるのが当たり前のことみたいな雰囲気が出来上がっています。
そして現実世界でも、同じようにふるまってもいいと勝手に勘違いしている人が多くいます。
インターネット上では多くの人が嫌な思いをしてもは無視すればいいため、企業や情報を発信している人以外は大きな問題にはならないでしょう。
でも、現実世界は目の前に相手がいます。
現実世界で他人に過度な期待をかけたら相手に大きなストレスを与えるし、自分の期待を押し付けることをすれば人間関係があっという間に崩壊するのはわかっていることです。
例え、近しい人でもすぐにその関係は簡単に悪化してしまうのです。
過剰な期待をされることが成功への道?
日本人の多くは期待されていることによって自分のアイデンティティが保てると考えています。
これは農耕民族ということもあるでしょうし、今現在の会社の構造が日本人のそのような気質を利用して成り立っているということもあります。
戦後から、ほとんどの日本人がサラリーマンという雇われる立場になり、経営者に期待されることが出世と人生の成功と教えられてきました。
そして、日本の右肩上がりの成長が止まってしまった今でも、会社に期待されることはいいこと、とほとんどの人は疑いません。
ものすごく苦しいのに大きな期待がかけられることが会社での成功と教えられているため自分のためと考えて頑張り続けています。
でも現在の日本では、会社の過剰な期待というのは組織を維持するために使われているだけで、個人の幸せのためではありません。
会社の過剰な期待に答えれば、会社は自分を幸せにしてくれるという過剰な期待をしても自分自身が疲弊して壊れるだけです。
働いている人は早くそのことに気が付いて、会社との関わり方を自分なりに考えていかないと不幸になるだけです。
会社で本当の意味で幸せな人は取締役くらいか、もしくは誰もいないかもしれません。
全く期待しない人生は幸せなのか?
これだけストレスフルな時代で、人間関係がおかしくなり始めているために「期待しないで楽に生きよう」という感じのメッセージが多く流れています。
これはある意味では、その通りだと思います。
一切期待しないということができたら、他人にも自分にも期待することなく生きていくことができたら、現代の過剰なストレスからは逃れることができるからです。それは誰もが納得することだと思います。
しかしそれが幸せな人生を送ることになるのかというと、わたしはかなり疑問です。
特に自分に期待しないというのは、自分の可能性を全て閉ざしてしまうことになります。
わたしは会社を辞めて、時間とお金を自由に使うことができる生活をするためにネットビジネスをやっています。
そこには自分自身に対する期待があります。そして確信を持って進めています。
またその実現にはたくさんの人の協力が必要になることは間違いがないことで、そこにも多少の期待はあります。
会社の中での成功への道は26歳の時になくなったので、会社員としての成功は期待していませんでした。
そのため、ただ生きていくためのお金を手に入れるのが目的になり、とても幸せだとは言えないものでした。
今は自分の未来に期待し、自分自身に期待し、仲間にも期待する。
これまでの人生で一番いい時間を過ごしているとわたし自身感じています。
期待しながら、幸せな人生を送るためには
期待して苦しくなる人は、全て受け身だからです。
- 自分がこれだけしたのだから、あの人が何かしてくれるはずだ。
- 自分が困っていれば助けてくれるはずだ。
- 自分はできるはずだ。
そうやって自分が受ける取ることばかり考えているのです。
他人はあなたが考えていることと全く違うことを考えているかもしれませんし、あなたがしてあげたことは大したことではなかったと思っているかもしれません。
自分に対する期待も何も行動しなければ、その期待通りに行くわけがありません。
ではどうすればいいのかというと、人間関係においては期待はするけれど期待通りにならないこともあるということを常に心に留めておくことです。
期待したのに何もなかった時は「そんなこともあるさ」と忘れることです。不思議なものですが、期待をすぐに手放すと期待したことがやってきたりするものです。
自分に対する期待は、何も行動していないのに期待するからおかしくなります。必ず自分のした行動に対してのみ期待するということを心がけましょう。
何もしていないことに対しては何も起こらないのです。例え何か起こったとしてもそれはたまたまのことであって自分の実力ではありません。
「運も実力のうち」と言いますがそれは行動をしている人のことで、何もしていない人は「まぐれ」というのです。
自分の理想に向かってしっかり行動をし期待をする。そうすれば、日々の暮らしが充実し幸せに生きていくことができます。
何事も過剰が問題
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」と言いますが、ほとんどの人が期待するということに限らず過剰なのです。
全てに対して過剰に反応するし他人に対しても自分に対しても過剰に何か求めます。なぜ過剰にもとめるのかというと自分の事しか考えていないからです。
もうすこし落ち着いて、周りの人と自分のやり取りを振り帰ってみてください。
相手の気持ちと自分の気持ちに考えが至るようになれば、期待しない人生を送るなどという悲しい結論を出すことなく幸せな日々を送れるのではないかと考えています。
質問や意見をお待ちしています。