『引き寄せの法則』というとノートに願望を書いて引き寄せましょうと色々な人が言っています。引き寄せノートを作りましょうと。
でも、日付を決めましょう、とか言い切りましょうとか、ポジティブな事だけ書きましょうとか、色々と作法があり面倒くさい面もあります。
また、引き寄せノートを公開している人が沢山いるのですが、不自然なポジティブ感や、エゴ丸出しのものも結構あり、私はこんな引き寄せノートは『無理』と思ってしまいました。
そんな私でも、半年以上ほぼ毎日続けて書いているノートがあります。
毎日、自然に書けて、自分の成長も確認でき、引き寄せたいものに近づいていくノートです。
他の引き寄せノートと比べて、ぐしゃぐしゃだし、見た目が悪いですが無理なく書いていくことができ、しかも書き続けていくと急激に変化してくるのが実感できます。
目次
引き寄せノートとは
引き寄せノートというと色々な人が書き方をブログとかに載せていますが、大まかに以下の3点かなと思います。
- 基本的にポジティブなことを書く
- 引き寄せたいものが手に入れたように言い切る
- 期日を書く
これを疑うことなく書いていくことが必要です。
そして、これを忠実に実行ている人が沢山いると思います。「引き寄せノート」と検索してもらえば分かりますが、ノートの画像が沢山あります。
引き寄せノートを書くのが苦しいため続かない
しかし、実際に「引き寄せノート」を実行してみると、ものすごく苦しいのです。
まず、自分の気持ちに嘘をついて書いているという気持ちの悪さ。疑わないで書けと言うのは簡単ですが、それができるようなら引き寄せノートは必要ないし書いていないと思います。
そして、願いに日付を書いたときには、とにかく焦りと不安だけが先行して悪循環です。
1週間は書いてみましたが、苦痛でやめてしまいました。ノートを書くのをやめたと決めた瞬間、清々しい気分になったのを今でも思い出します。
そして、私のように挫折した人も多いとことでしょう。
自分の気持ちに嘘をつきながら、物事を進めるのはストレスでしかないということがはっきりわかりました。
もともと願いを叶えて幸せになりたいのに、普段の仕事のようにストレスを抱えてまで、引き寄せノート書く意味が私には分かりませんでした。
願いを叶えるために引き寄せノートは絶対に必要?
ここで、ちょっと疑問に思ったことですが引き寄せノートって本当に書く必要があるのでしょうか?
これに関しては、意見が分かれると思います。
書くという行動によって、願いが叶いやすくなるし潜在意識に届くから、書いた方がいいという人もいます。
逆に書かなくても、引き寄せは問題なくできるという人もいます。こちらはしっかりと自分を信じることができれば手段は関係ないという考え方の人です。
どちらも言っていることは合っていると思いますし、どちらが正しいというのはないと思っていいでしょう。
あくまでも、引き寄せノートは手段であり、目的ではないので願いを叶えることができるのならば、書いても書かなくてもどちらでもいいわけです。
私は、ポジティブ思考だけを書き続けるたり、願いだけを書き続けるだけなら、引き寄せノートは書かない方がいいと考えています。
だって不自然だとは思いませんか?
エゴしか感じないのは私だけなのでしょうか?
一度、「引き寄せノート」でググってみてください、そしてアップされている画像を見てください。
その画像を見て、「みんな素晴らしい」と心から思えたなら、この記事を読むのをやめてもいいと思います。目指しているところが違うので。
引き寄せノートは願望とポジティブシンキングだけでは危険
先ほどから、「大多数の引き寄せノートは不自然」と私は言っていますが、『引き寄せの法則』に夢中になっている人には分かってもらえないかもしれません。
しかし、人の気持ちって、そんな常に前向きでもないし、明るくもありません。
日々生活していれば、嬉しいこともありますが、頭にくることや、悲しいこと、不安なことなどネガティブな感情が湧いてくるのが自然です。
そして、このネガティブな感情とも向き合わず、蓋をしたままにしておくという事は、感情を押し殺していくという事になります。
「ポジティブな感情だけあればいい」という人もいるかもしれませんが、それは人間であるいじょう無理があります。
ほとんどの人は無理にポジティブシンキングをすると、前向きな感情を純粋に受け取らず、ネガティブな感情が出てこないよにと抑え込むことばかりに集中してしまいます。
そして、その抑え込んだ感情は、必ずどこかで爆発して取り返しのつかないことになってしまいます。
引き寄せ体質になるとは
ブログなどでよく、「引き寄せ体質」になる、などと書かれていますが、みなさんは「引き寄せ体質」とはどういうものと考えているでしょうか。
【引き寄せ体質 = 願ったことがすぐに叶う】
と思っている人が多いかと思います。
確かに、そうですが「願いが叶う」というのはあくまでも結果です。
私の「引き寄せ体質」の解釈は、「願いが叶う」という結果を高い確率で引き寄せる行動ができる人とです。
願ったら何もしなくても叶う人など、どこにもいません。何もしていないように見えるのは、あなたが見ていないだけです。
では「引き寄せ体質」になるには、どうしたらいいのでしょうか?
そのためには、自分の中からあふれ出てくる、いろいろな感情や考え、アイディア、気づきから自然と行動を起こすことができるようになればいいわけです。
無理に行動するのではなく、行動したくなる状態です。
なんか「引き寄せ体質」になるのが難しそうと思うかもしれませんが、私は今から紹介する方法でノートを毎日書いて、2か月ほどで人生が変わり始めました。
今は、行動することが何の苦もないので、次々と変化が訪れます。
引き寄せノートの書き方
どんなことでもそうですが、新しく始めることを習慣化するのは大変です。この時にあまりにも面倒くさいと、3日坊主ということになってしまいます。
これは、あなたが悪いとかそういう問題ではなく、人間がそのようにできているので仕方がないことで、別に「続かない自分はダメなんだ」と思うことは全然ありません。
私も、嫁さんから散々「どうせ続かないんだから」と言われていましたが、「引き寄せノート」を書き始めてから、いろいろなことが長く続くようになりました。
続くようになったというよりも、続けるのが楽しいという感じです。
最初は少し大変ですが、慣れればどんどん書くことができるし、楽しくなってきます
毎日書くために、ノートとボールペンを選びは大切
まずは型からというわけではなくて、ノートとボールペンは毎日持ち歩くので選び方が大切ですということ。
ます、ノートは普段持ち歩くバックなどに入る大きさのものを買いましょう。
私はコクヨのキャンパスノートで大きさはA5を使っています。持ち歩くのにジャマにならない最大の大きさでA5サイズになりました。
もっと小さなものでも良いのですが、あまり小さくなりすぎると書き込むのが苦痛になって途中でやめてしまうので、ある程度は大きいものを用意したほうがいいです。
それから、横でも、縦でも、斜めでも自由自在に書くため、専用のノートを作ることをおすすめします。
次にボールペンですが、書き心地が良いもの、書くのが楽しくなるボールペンを用意しましょう。
なぜボールペンかというと、消せないからです。どんな自分で認めたくないことでも消さないことに意味があります。
ちなみに私は三菱の『PURE MALT(MSXE5-2005-07)』を愛用しています。
このボールペンを使用するようになってから、他のボールペンは書きにくくて使わなくなりました。
4色ボールペンを使用しているのは、いろいろなことをぐしゃぐしゃに書くときに、色分けすれば分かりやすいからです。区分け線を書くのもストレス、書くスピード重視です。
それから引き寄せノートは自分自身に関して大切なことを書きます。
そんな大切なことを記すのに、もらったボールペンや100円ショップのボールペンを使うのはどうなのかという事をちょっと考えてもらいたのです。
それって自分自身を大切にしていないんじゃないかと私は思ってしまいます。ボールペン1本の選び方も、その人のセルフイメージが反映されるという事を認識した方がいいですよ。
1000円も出せば、いいボールペンが買えるので、変なところで自分のセルフイメージを下げないようにしましょう。
ちなみに、スマホはNGです。どんなにフリック入力が早くても、その時の感情を一気に書く必要があるためノート一番です。読み返すときもノートが楽ですし。
最初に書くのは、感情
まず一番最初に、やるべきことは人間として当たり前の感情を吐き出すことです。普通に生活していると、なかなか感情を吐き出す場所がないので。
お酒の席で、感情を発散していると思う人がいるかもしれませんが、それは愚痴を言っているだけで感情を吐き出していません。
それに、愚痴の言い合いはセルフイメージを下げるだけなのでやめた方がいいです。
感情の吐き出し方ですが、最初は純粋に喜怒哀楽を書いていきましょう。
愚痴ではないので、「誰々ががむかつく」ではなく、単純に「嬉しかった」「頭にきた」「悲しかった」と書けばいいです。
しかし、ただ感情を書いただけでは何の変化もありません。
なぜ、自分はその感情になったのか?しっかり認識することが必要です。
慣れてきたら、「こういうことがあって私はうれしかった」と書くようにしましょう。
毎日書いていると、なんで自分が嬉しかったのか、どうして怒ったのか、何が不安なのかなどがだんだん分かってきます。
そうすると感情を冷静に分析することができるようになってきます。
自分の持っている信念、常識も徐々に分かってくるので、感情が暴走することがなくなったきます。
ただし勘違いしてほしくないのですが、感情を抑えこまないでください。
怒ってはダメとかではなく、その感情を自分で観察できるようにして、人生が良い方向に進むようにしましょうということです。
理想の自分について考えてみる
1週間ほどして、感情を書き出すことに慣れてきたら、感情を書くことに加えて将来なりたい自分、理想の自分について考えながら書いていきます。
理想の自分とは、「お金持ちになる」「恋人ができる」「結婚する」という事ではありません。もし、お金もあったら、恋人ができたら、結婚したら、どのような自分になりたいかという事です。
今、欲しいと思っているものが全部あったら、どんな人生を送りたいのか真剣に考えます。
なぜ、理想の自分を真剣に考える必要があるのかというと、考えて理想の自分をしっかり認識することによって必要な情報が優先的に自分のところにやってくるようになるからです。
それが『RAS、網様体賦活系(もうようたいふかつけい)』の働きになります。理想の自分を考える前には認識することができなかった物事が認識できるようになり、人生が変化していくのです。
また理想の自分を毎日しっかりと考えてノートに書いて生活していくと大切なことに気づくこともできます。
それは今までどうしても欲しかったものは別になくても幸せになれるってことです。
この気付きが大切です。
このように日々の感情と理想の自分を考えてノートに書いていくだけで、現実はあまり変化がなくても、徐々に心が軽くなってきて、本当にポジティブに考えることができるようになってきます。
そうすると自然と行動し始めている自分に気が付くはずです。
この理想に関しては、定期的に書いていくことが必要です。いろいろな出会いや環境の変化によって理想というのはすぐに変わるものなので、最新の理想を常に考えていきましょう。
日々のインプット
引き寄せノートを書いているだけではアウトプットに偏ってしまいます。アウトプットばかりでは自分が枯れていってしまうのでインプットをしましょう。
私も以前はそうでしたが、『引き寄せの法則』に興味がある人は、『引き寄せの法則』の情報ばかりインプットする傾向があります。
でも、世の中もっと楽しいことが沢山あるので、『引き寄せの法則』以外の情報を大量にインプットしましょう。
例えば、ネットビジネスなんかは、非常に『引き寄せの法則』と相性が良いのでおすすめです。
基本的に無料で読み切れないほどの方法が手に入りますし、実際にネットビジネスをやらなくても、考え方など学ぶべきことが沢山あります。
あと、心理学や脳科学、宗教、物理学、マーケティング etc。
とにかく興味があるものはなんでも、インプットしましょう。このインプットが「引き寄せノート」の次の段階で必要になってきますし、自分のやるべきことの幅が変わります。
インプットからアウトプットへ
インプットした情報に対するアウトプットをします。
最初のうちは、インプットした情報の気になった部分をそのままノートに書くだけでいいです。そのとき、なるべく一言で書きます。
本などを読んでると、長い分としてノートに書いておきたくなりますが、最初のうちはその文章内の重要な単語だけにするといいと思います。
人は、その単語で十分その文章を思い出すことができます。
文章を全部書いたら逆に覚えません。勉強などで参考書がマーカーだらけになって何が重要なのか結局分からないのと同じです。
また、一言で書くのは、書きたい瞬間にノートを書くために必要な能力でもあります。
インプットから、新しいアイディアが生まれる
ノートを続けていくと、書く内容があるときから変わってきます。
自分の感情を冷静に見つめられるようになり、めざすべき理想があり、大量のインプットがあると、自然と湧いてくるものがあります。
それは、理想の自分に近づくために必要な行動です。
しかも、その行動は自己啓発本のように、外から与えられるようなものではなく、自分の中からやってみたら面白いかも、というアイディアです。
ブログを書いているなら、ある瞬間にインプットしてきた情報が次々と頭の中でつながり、書きたいことが次々に出てきます。
理想の自分に向かって、今まで考え付かなかったことが思いつくかもしれませんし、ちょっと困ったことがあっても、解決方法がすぐにわかるかもしれません。
あとは、自分を信じて、アイディアを実行していくだけです。
自分の中から湧いて出てきたことなので楽しく行動することができると思います。
引き寄せノートは毎日書かないと意味がない
引き寄せノートは、最初の3か月間は必ず毎日書きましょう。これは習慣化するためと自分自身を知るために必要だからです。
最初は「嬉しかった」だけでもいいです。
無理をして沢山書く必要もありません。続けていれば、どんどん書くことが増えてくるので心配する必要がないのです。
それから引き寄せノートは、何か感情が動いた、ひらめいた、こんな良いことを聞いたなど、その瞬間に書いていかないと効果が半減してしまいます。
後で、まとめて書けばいいと思うかもしれませんが、よっぽど衝撃的なことでない限りは人は忘れてしまうものです。
もしかしたら、その時に浮かんだことがものすごいチャンスだったのかもしれませんが、手遅れなのです。
また思いついたことが、その時には重要に思えなくても、のちに新しい情報と結びついてものすごい気付きやアイディアになったりします。
私も、あの時すぐにノートに書いておけばよかったと思ったことが何度もあります。そんな後悔をしないようにノートは忘れずに持ち歩くようにしています。
引き寄せノートはきれいに書く必要がない
ネットにアップされている、引き寄せノートを見ると、どれも綺麗な字で乱れなく書かれていたり、絵が入っていたりと見てもらうために書いているでしょ、と感じます。
でも、ここで紹介したノートの書き方だと、自分の心と向き合う時点で他人には見せることはとてもできません。私も見せることはできませんし。
だから、綺麗に書く必要がまったくありません。漢字が分からなければ全部ひらがなで書いても良いです。後から見直して書きなぐってあるページはその時の感情を表れているのが分かります。
私が、初めの頃に書いていたノートは、斜めに書いたり、重ねて書いたり、読めない字があったりとめちゃくちゃです。
しかし、心が落ち着いてきた現在は、どうやってもめちゃくちゃに書くことができません。しっかりと罫線に沿ってきれいに書かれています。
ノートに自分の状況が全て表されているので、過去を振り返って自分の成長を見ることができるのも、大切な気づきになります。
引き寄せノートから何を受け取るのかが大切
『引き寄せの法則』というのは表面だけ見ると、「願いが叶う」という側面が強調されます。しかし、それはほんの一部だけであり本質ではありません。
願望だけに注目すると、そこには執着やエゴというものしかありませんし、それでは余計に苦しい人生になってしまいます。
もっと、自分の大きな理想を考えて、自分の感じていることを認識して、いろいろな事を学ぶ。
そうすることにより、自分のやりたいことが次々と浮かんできて、自然と行動ができるようになります。その行動は苦労ではなく楽しいことです。
自然と行動ができるようになれば、人生はどんどん変わっていって、願いがどんどん叶うようになっていきます。
本当に必要ならお金が手に入るし、恋人もできるし、結婚もできるでしょう。でも、自分の理想のためには結婚する必要がない場合だってあります。
周りに流されず、本当に幸せになるために必要な事や物が何か、引き寄せノートを使って考えてみてはどうでしょうか。
最後に、この引き寄せノートの書き方が絶対なわけではありません。この方法に慣れたら、自分に合うように、ノートの書き方をバージョンアップしていってください。
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